思潮社

【特集Ⅱ】石牟礼道子を読む ◎シンポジウム 渡辺京二+伊藤比呂美+谷口絹枝+ジェフリー・アングルス 「石牟礼文学の多面性――いま石牟礼道子を読む」 ◎『祖さまの草の邑』を読む 井坂洋子、季村敏夫、姜信子、上田眞木子 灯らんとして消ゆる言の葉といえども いずれ冥途の風の中にて おのおのひとりゆくときの花あかり ただ滅亡の世せまるを待つのみか ここにおいて われらなお 地上にひらく 一輪の花の力を念じて合掌す